静車協
板金

板金ってこういう仕事だよ!!

治くん:板金って、何だか言葉からはどんな事をするのかイメージしにくいなぁ…

板蔵さん:普段使わない言葉だもんね。治君は車の修理
というとどんな事をするイメージがあるかな?

治くん:車の修理って、凹んだ車を元に戻したり、傷が
ついたら色を塗り直したりしてピカピカにするんでしょ?

板蔵さん:そうだよ。さすがいつもパパの仕事を見ているだけあるね! 板金は、その中で言うと凹んだ車を元に戻す作業を言うんだ。でも車の形 が元々、平面ではなく曲面が多いから、その形に合わせて元に戻すという のは結構大変な作業なんだよ。

治くん:そっかぁ。もともと平面なら少しは
簡単そうだけど、車によって色々な形があるもんね。


板蔵さん:長年培った技術が必要だよね。ここでは、板金の仕事について詳しく みていくよ。

板金業務とは?

まず、板金業務(鈑金業務)とは、主に事故や衝撃 又は老朽化により、変形したボディーを修理する事 を言うよ。 板金業務は程度に分けて、3つに分類されるんだよ。

1、外板業務
2、フレーム修正(内板骨格修正・ボディー修正)
3、取替作業

の外板業務とは、文字通り、衝撃の程度が比較的軽いので、内側の中の骨格に衝撃が届いていない為、
外に付いているパネルだけを内側から叩いたりして、元通りにしていく業務のことだよ。

使用前
使用後

のフレーム修正は、衝撃等が比較的激しく、車の中の骨格にまで影響して、フレームに歪み等が発生し
た場合、そのフレームを元通り、または、事故なく自走できる状態に修理する業務のことだよ。

使用前
使用後

の取替作業とは、破損が激しすぎるため、元通りに仮に戻したとしても、新品または中古部品に換える
よりコストがかかってしまったり、または金属の強度が極度に劣化する可能性があって、後の安全性に
問題があるのから、パネルごと交換する場合の業務を言うんだよ。

使用前
使用後

まず、板金屋さんは、破損状況を見て冷静に判断し、お客様に現状をご説明した後、いくつかの
パターンを提示して、3つの業務に分類していく仕事から始めるんだ。



板金業務に使用する機材、工具について

一般的に板金業務というと、ハンマーなどで凹んだところを裏から叩き出すのが主な業務と思っている人 が多いみたいだけれど、現実の板金業務は、さらに複雑な要求にも耐えられるように、どんどん技術が 進化しているんだ。

壊れすぎてどうみても直りそうもない車が元通りに直っていくというのは、壊れた状態を見た人なら誰し も本当に驚くことなんだよ!!

それを支えるのは、板金業務に従事する職人の長年の努力と、それを実現させる機材、工具の技術的進化 が背景にあるんだ!

板金業務の全てのケースを説明するにはあまりにも多すぎるけど、普段使用する機材、工具を見ていけば、 治君もこの業務について、大分理解できるようになると思うよ。

なので、それぞれの機材、工具の説明をしてみよう!

溶接したい部品同士に電気を流して、その抵抗熱で金属を溶かして接合する機械だよ。

電気抵抗を使った溶接方法なので、鉄板はもちろん、電気を通しにくいステンレス素材の板の接合も 可能なんだ。溶接機は、スポット溶接機、MIG溶接機、スタッド溶接機など、溶接の仕方によって色々な 種類があるんだよ。

固定装置とは、車体を作業しやすい様に固定するものだけれど、この装置によって修理はとても やりやすいものになるんだ。修正機も、どんな作業をするかによって高さや形も色々あるんだよ。

他にも、細かい凹凸を平にするためのパテや、たたき出したりするのに使用する工具など、 それぞれの車の凹み具合によって様々な工具を使い分けて、もと取りにしているんだよ。

パテ

どうかな?ここで紹介したのは一部だけれど、それだけでも色々なもの を使って車を直しているという事が分かったよね。
これからの時代は、 もっと板金の需要は増えていくと思うんだ。
次は今後の板金業界について考えていくよ。


今後の板金業務の未来と重要性

バブルの時代は、次々に新しい車に乗ったり、またぶつけたりしても、新品の部品に交換したりしていたけ ど、今は新しい車に次々に乗り換えていくという時代では無くなったよね。

これからは、もっとエコの精神が求められる時代になってきているから、そう簡単に新品に交換するのでは なく、今あるものを、できるだけ元通りにしていく、ものを大切にしていく流れになっているから、 この板金業務はニーズが上がっていくと思うよ。

また積極的に部品を買わないから、家計に優しいし、静車協に入っている板金屋さんなら、もし破損が 激しくて他店では「これは修理できません」と言われたものでも、修理可能かどうか、 先入観無しで見てくれるんだ。
パネルでも新品と中古品で遜色無いのであれば、コストの安い中古品を 薦めてくれたり、
お客様の立場に立って提案してくれるから、なおさら安心だと思うよ。

事故をしない、ぶつけたりしないのが大前提ではあるけれども、
突然不慮の事故というのは発生するもの。

その際に、すぐに弱気にならずに、板金のプロに頼んだら、
ひょっとしたら、元通りになるかも!?って
思ってもらうように、僕たちは頑張っているんだよ。

banzo